恋がみのる時

5分間

朝、今日は日曜日。
雲ひとつない快晴で気持ちがよい。

私は時計を見て驚いた。朝の9時15分だった。
だめだ-…朝に弱すぎ-…


「つか、痛い!!」
私は一人部屋で叫んでしまった。

あ-…日焼けしてるよ。
だめじゃん、日焼けクリーム…
1回のリビングからは、母と弟の裕輔の声が聞こえた。
私もそのままリビングへ。

「ちょっと真琴-夜寝れなくなっちゃうわよ!」
母は、まあ何かを気にしてくれている。
「姉ちゃんも日焼けか-俺も日焼け。おとといの
文化祭まじで暑苦しかった!!!」
ああ、弟も痛そうに…
無理!朝は頭の回路が馬鹿になってる!!
「真琴、朝ごはん机の上ね」
「はーい」
私は朝ごはんを食べた後また自分の部屋へ。

今日は学校ないから…一輝にも会えないんだ。
…て!!何考えてんだ、私!
でも、毎日会っていたいな…。

そんな気持ちが頭をよぎる。

私がもう1年遅く生まれたら、ううん、一輝が
もう1年早く生まれてくれたら…
同い年だったのになあ~…
たったこんだけの事なのに、なんで年が違うんだろう。

真琴の悩みは、倍増している。

恋に悩む乙女は…こんなにも大変なのね-…

私はあらてめて実感した。



恵にメールしてみようかな?
私は、机の上の携帯を手にもち恵にメールしてみる。

"おはよ-(^皿^)今何してる-??"

私が送って20秒がたったくらいに恵から返事がきた。
えっ、早くない??!

"お-す☆★ん-と、今日はちょ-暇人(Å)
でも夜はが・い・しょ・くよ-ん♪
もう最高っ!!"

というメールが送られてきた。
外食かあ、いいなあ。
あたしの家族ってそういうのしないからなあ。
1年2回程度よ。

"外食はいいねェ~(●´`●)
たくさん食べ過ぎて太るなよっ(笑)
恵のことだから食べまくりそうっ!"

なんかちょっと失礼な文になっちゃった…
ま、いっか。

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