恋がみのる時

第二章 現実と真実

気持ち

｢ねぇ～、もうすぐ期末だよ－…泣きたい｣

恵は、勉強が死ぬほど嫌いだ。
私も、勉強なんか好きじゃないけどね…
いっつも90点がないくらい馬鹿だもん。

｢勉強…無理無理!考えただけでもできない!｣
でた、恵のすぐ無理って言う癖。
｢大丈夫だって!50点は取っとこうよ｣
｢平均が50は低いよ－｣
｢え、そお?｣
あたしの平均はだいたい50だけどなあ…
低いよね…今回は70目指そう!!
真琴は、そう自分に言い聞かせた。
｢あ、話かえるけど・・。恵はさ～｣
｢うん?」と首をかしげる恵。
｢木下とどうなってんの?最近、聞いてない気が・・｣
｢あぁ～、何の変化もなしなしなんだよね。｣
恵は残念そうな顔をしている。
｢そっか。｣
駄目だ!話しだしたのあたしなのに何も言葉返せないし!