こんぺいとう【2】
少し考えた後、彼が書いた願い事。
“ずーっと真結が俺のことを一番に好きでいてくれますように”
「無理だよ。一番は赤ちゃんだもん」
「そんな即答すんなよ」
「こうちゃんは2番ー」
「えー……」
本音を言ってしまうと、今でも、毎朝こうちゃんを送り出すのが怖い。
おじさんみたいに一生戻ってこなくなったらって……考えちゃうときだってある。
だけど、やっぱり、好きな人の夢は応援しなきゃダメだと思うから。
だからもう、泣いたりしない。
こうちゃんを困らせるようなことはしたくない。