己龍の姐御

いちいち、めんどくさいんよ、このオヤジ。


「冷たいな、怜ちゃんはー。」

「うるせー。話は何だよ。」

「ちょっとぐらい構ってくれてもいいじゃんよー。身内なんだからさー。」


そう。このオヤジ、基校長。あたしの叔父にあたる人。


だからって構ってられっかー!


「で、話はなんだ。さっさとしやがれ。」


叔父に対し、こんなこと言っていーのかって思うけど、この際気にしない。




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