ウソつき悪魔
カイル失踪!?


チュンチュン…。


「ふわぁあ〜あ…、」


私はベットからのそのそと起き上がった。


今日は、カイルが来るはず!!カイルの機嫌をとってお兄ちゃんと一緒にいさせてもらう!


連はキョロキョロ辺りを見渡すが、カイルの姿は見当たらない。


「まだなのかな…?」


早く来ないかなー…、
お兄ちゃんがこの家にいれるのは明日までなのに…


バンッ


「ない!!!ないぃいいいいい!!!!なんでだよ?!」


「きゃっ!?お兄ちゃんイキナリ入ってこないでよ!」

「ないないないないない…、」


「お兄ちゃん…?」


お兄ちゃんは真っ青になりながら何かを探しているらしい。


お兄ちゃんがこんなに慌てるなんて珍しい…。


「なに探してるの?」


「あっ、いやー…その…。」


「 ? お兄ちゃん?」


なんか様子がおかしい…?なんでだろ…?


「い、いや!俺一人で探すからいい!」


「でも私も手伝ったほうが早く見つかるよ?」


「それはわかってるんだけどー…」


知られる訳にはいかねぇ!!!と、海は心の中で叫んだ。
< 18 / 50 >

この作品をシェア

pagetop