ウソつき悪魔
カイル失踪!?
チュンチュン…。
「ふわぁあ〜あ…、」
私はベットからのそのそと起き上がった。
今日は、カイルが来るはず!!カイルの機嫌をとってお兄ちゃんと一緒にいさせてもらう!
連はキョロキョロ辺りを見渡すが、カイルの姿は見当たらない。
「まだなのかな…?」
早く来ないかなー…、
お兄ちゃんがこの家にいれるのは明日までなのに…
バンッ
「ない!!!ないぃいいいいい!!!!なんでだよ?!」
「きゃっ!?お兄ちゃんイキナリ入ってこないでよ!」
「ないないないないない…、」
「お兄ちゃん…?」
お兄ちゃんは真っ青になりながら何かを探しているらしい。
お兄ちゃんがこんなに慌てるなんて珍しい…。
「なに探してるの?」
「あっ、いやー…その…。」
「 ? お兄ちゃん?」
なんか様子がおかしい…?なんでだろ…?
「い、いや!俺一人で探すからいい!」
「でも私も手伝ったほうが早く見つかるよ?」
「それはわかってるんだけどー…」
知られる訳にはいかねぇ!!!と、海は心の中で叫んだ。