ウソつき悪魔
「じゃあ乗るね」


「うん!しっかりつかまって!」


手に力を入れて私は愛花ちゃんの肩をギュッと握った。



「こぐよー」


シャカ…


「わっ!」


「あは!きもちー!!」


「これなら直ぐに家に着くね!」


「だね!」


風が心地良い…、
愛花は、ペダルをこぎながら私に振り向いて、


「楽しい?」
と、きいてきた。もちろん私は笑顔で答えた。


「当たり前!!!」


「よかった!」
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