Loving you
「空太ー、学校意外と大きいね」
「だな」
空太の方をみながら後ろ向きで歩いていたあたしは…。
「なつ!後ろ!」
そんな空太の叫びもむなしく…、
ドンっ!!!
あたしは誰かにぶつかった。
「いったぁー」
尻餅をついた為お尻がジンジンして痛い。
「大丈夫か?なつ?」
心配している空太の声と、同時にもう一方から男の人の声が聞こえてきた。
「大丈夫っすか!?すいません、俺よそ見してて」
「いや、全然大丈夫です。あたしの方こそすいません」