執事の詐欺

今、凄い不安なんですけれども


｢瀬名さん｣


｢何｣


｢あたし、瀬名さんを執事･･･として割り切っていいんですよね?｣


｢当たり前だ。それ以外何がある｣



何って･･･


何も無いけど


｢執事じゃないような感じですし･･･｣


失礼だけど･･･実際にそうだし･･･


とても疑わしい。


･･･この人執事として認識していいものか･･･


時と場合では、詐欺のような･･･


｢馬鹿野郎｣


｢ばっ!馬鹿野郎?｣


｢俺だって好きでこんな仕事してるわけじゃねぇんだよ。かったりぃ。｣



初対面でこんなにぶっちゃけていいものなのか分からないけど


大丈夫なんですかね･･･