もしもキミが。
んなっ!聞いたか、今の言葉!
馬鹿、だって。
ゆ、許せん、許せーん!!
いくら千尋と言えども、最近学力落ちてきて、そのこと真剣に悩んでる時に馬鹿って言われたら…許せん!!
「うっさい!馬鹿なこと、真剣に悩んどんじゃ!」
思わずムキになってそう言い放った私を、
千尋はまた…。
「プハッ。」
と言って笑った。
うわぁ、この子すんごく失礼極まりないぞ。
失礼にもほどがあるぞ。
「親しき仲のにも礼儀あり」だぞ!
「はぁっ。」
いかん、コイツと話してたら日が暮れる。
眠い。うん、寝よう。
そして再び顔を伏せ、両手でその周りを覆う。
「え~、寝るのぉ?」
ツンツン、ツンツン、ツンツンツンツンツンツンツンツン…
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!ツンツンするなっ!そんなツンツンされたら寝れんわっ!」
「ぢゃ、寝なきゃいい。」
んなっ!そ、そんなコト…笑顔で言うな。
なんかSっ気ハンパないぞ、怖いぃ…。
おい、ブラックオーラ出てるぞ…!