もしもキミが。
 
 中には白紙の人だっているんだから、

 私はまだ真面目な方だ!

 とかって、苦しい言い訳。

  「はぁっ。」

 私の周りは空気が重いらしく、

 誰も近寄ってこようとはしない。

 まっ、いいんだけどねっ。

 「さーきっっ!」

 来た来たぁ。この声だ!

 「千尋ぉっ!」

 当たり。振り向けば、私とは

 「大」がつくほどの親友、千尋がいた。

 スポーツ万能、成績優秀、
 容姿端麗という完璧girl。

 私はといえば、スポーツは苦手、

 大して頭も良くない、背は低いとゆー、

 どこにでもいるような中学生。

  

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