水色の恋
「よし、水着にしよう!」
「賛成だ」
はい?
「な、なんでこうなるのよー!?」
私は水着に着替えさせられていた。
着替えないと父親をリストラさせる、と、またもや権力を振り回わされ、
私は言うことを聞くしかなかったのだ。
実際、パパが課長になれたのって、白斗のパパのおかげだったりする。
「あうう…」
真っ赤になりながらも、スクール水着を装着する私。
ねっとりとした視線が気持ち悪い。
「いろはちゃん。かわいいよ。最高だよ。
後でその水着頂戴ね。あ、洗濯はしないで!」