水色の恋
「あ、そうだ今日、メイドのみんな社員旅行で、誰も居ないんだよね」
白斗は、しれっという。
そういえば、
静かである。
紅茶も自分で入れたし。
白斗の家には、屋敷の本館と別館があり、別館にはメイドが寝泊まりしている。
本館ではいつも白斗一人である。
メイドが社員旅行!?!?
「え?そうなの」
「うん。みんなストライキ起こしちゃって」
「え、それ大丈夫なの?」
「うーん。僕の可愛さにね、ストライキを」
そんなメイド達は大丈夫なのだろうか。
「うーんじゃあ、何か作る?」
私は提案してみる。
「わーい。賛成。じゃあ子供でも作る?」