水色の恋
「なら、いろはちゃんと呼ぶが?」
どこまでも挑戦的な、
委員長。
わー、もうやめてよ。
「二人と…」
私が中断に入ろうとしたとき、
「いろはちゃんに馴れ馴れしくしないで。行こう。いろはちゃん」
と、白斗は私の手をひき、委員長に背をむけたのであった。


白斗が家によって欲しいと言ったので、私は家によることにした、
広い家には白斗が一人きり。



「いろはちゃん、僕いろはちゃんが他の人と仲良くするの、嫌だよ」
ポツリと、白斗は呟く。
子供みたいな、白斗の願い。
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