水色の恋
「あ、そうだー」
くるり。と私の方を向き、白斗は私に言う。

「何?」
「今日、いろはちゃん泊まっていってよ」
「え、な!なんで」
「僕一人は寂しいよ。僕可愛いから、一人で居たら闇化しちゃうよ」
「闇化って何!?」
小動物みたいに目をウルウルさせて、白斗は哀願した。
うう、これはちょっと卑怯じゃないのか。
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