夏コイ★1ヶ月の特別な時間


「へぇ、じゃあここにはしばらくいるんだ。」


「うん、夏休みの間はほとんどここで過ごすかも。」




のんびりとした時間のなかであたしたちは川辺りを歩いていた。





「ま、なんもねぇ島だけど、自然とかに関しちゃ東京に負けない自信あるし。
ここで普通に生活してたら病気も治るよ。」



そう言って、まるでお兄ちゃんのように頭を撫でてくれる。


ちょっと照れるかも……////







「あ、ああのさっ///」


「ん?どした?」



ヤバいっ、緊張して口が勝手に……っ




「い、いや……川がきれいだなぁって思っ「あ゛ーーっ!!そーたが女連れてるーっっ!!」




っっ!?!?





突然川の方から声が聞こえる。

声の主を探そうとすると、そこには男の子が二人いた。

歳は10才くらいかな……




「なんだよあいつ!!
普段はずーっとフラフラしてるくせにぃ」


「てかあの人誰?
そーたも色気づく年頃になったか♪」





最初はやいやいと爽太くんをけなしていたものの、それは段々と冷やかしになっていった。






「あの……爽太くん。」



ピキ





え……?


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