夏コイ★1ヶ月の特別な時間
「あぁ、やっぱり……」
あたしの予想通り、あたしたちがついた頃に爽太くんと祐一くんは海に突っ込んでいった
「何やってんの!?あのバカ!!」
唖然とする美希ちゃん
まぁ、服着たまま海に入っちゃったからね……
「ぷはっ!!
爽太っ!!お前もっと丁寧な入り方あっただろうが!!」
「だって、んないちいちやってたら暑くて死ぬもん。」
反省の色がまったく見えない爽太くん
それどころかケタケタと笑い始める
あまりにも悪気のない笑顔に負けたのか、祐一くんはしょうがねーなぁ、と言うと、突然爽太くんの顔に水をかけた
「ぶはっ!!何すんだよ!!」
「はっ、さっきの仕返しだ、ばーか」
「かちーん。今のめっちゃ腹立つ。」
そんなやり取りの中、海を満喫する爽太くんと祐一くん
「ホントいくつになってもガキなんだからっ」
「あははっ、でもなんか楽しいねっ。」
「もーっ、夏海ちゃんまで!!」
そういいながらも、楽しそうな表情を浮かべる美希ちゃん
「あたしたちも足だけはいろっかっ。」