夏コイ★1ヶ月の特別な時間


「もうっ、何やってたの!?
心配してたんだから!!
彰たちの太鼓も終わっちゃったよっ」


「わりぃ。ちょっと酸欠になっちゃって、夏海拉致しちゃった♪」


「心配かけてごめんね。」



さっきの場所にいくと、本当に心配してくれていたのか、カンカンの美希ちゃんがいた。



「美希、落ち着けって。
若い2人にも事情があるんだよ。子どものお前が口出すな」


まるで全てを見透かしているような言い方をする祐一くん


って、別に隠すようなほどのことでもないんだけど……





「わぁっ、祐一まで美希のこと子ども扱いするんだ!!」


「あ、りんごあめ食う?向こうにあったけど。俺のおごり」


「えっ?ホント!?食べる食べる~っ♪
やったあっ、祐一大好きっ」


「そりゃどーも。」



は、はは……祐一くんってみんなの扱いが慣れてるってゆーか、むしろ飼い慣らしてる?


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