夏コイ★1ヶ月の特別な時間
祠に咲く白い花
一番気温の上がる午後の時間。
日焼け止めをしっかりと塗る女子2人に、その準備にすでに待ちくたびれた爽太くん。
「ホントに爽太知ってんの?」
美希ちゃんが疑いの目で爽太くんを見る。
「なんだよ、その目。
ガキの頃からしょっちゅう島をうろうろしてるおかげで、かなり色々知ってるつもりだけど。
準備できたか?」
爽太くんの問いかけにあたしたちはこくん、と頷く。
「じゃ、いきますか。
未来の恋を叶えるために♪」