夏コイ★1ヶ月の特別な時間
「美希ちゃん爽太くんのこと好きなの?」
「いや、あれは違う。」
きっぱりと否定をした美希ちゃん。
てゆーかどうしていきなり恋ばなになったんだろ……。
「爽太って見てのとーり、顔はカッコいいでしょ?」
ここは頷くとこかな……。
コクンと首を縦にふると、美希ちゃんはさらに口を開く。
「今まで何人もの女の子が爽太にコクったけど、爽太のヤツ自分がコクられたことすら気づいてなかったっていうから相当だよね。」
それはちょっと重症かも…。
「だからさ夏海ちゃん!!」
突然手を握られたあたし。
声も大きいせいで爽太くんは何事かとあたしたちをみる。
「あいつをよろしく!!」
は……い?