箱の内の少女


視界が揺らいだ。

目を開けてるはずなのに、

白く濁って....闇に...





私の意識はそこで途切れ、




気づけば、病室に戻っていた。





夢だったのだろうか。

...背中にまだ芝の感触が残っているというのに?

今、何か物寂しい背中が夢ではない事を語っていた。



ことはは窓の外を眩しそうに見て考えていた。



時刻はもうお昼だった。
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