何かが浮いてた。

すると、いつもの通り友達の真咲が
挨拶をしてくるから返してやる。

いつもいつも飽きない奴だな、と思う。

それと同時に、
愛想の無いと言われる僕を慕っていて
可愛い奴だな、とも思う。

物体を取っていった奴とは全然違う。

僕はアイツが嫌いだ。




合図が聞こえるまで、
真咲と他愛ない話をする。

昨日のテレビがどうとか、
この漫画が面白かったとか。

殆ど真咲が一方的に話している
だけなんだけど、
楽しそうだからまぁ良しとしておこう。


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