One night lover
待ち合わせは、あの公園。

私の家から、真っ直ぐ行けば公園が見える。

公園には、草野球を楽しむ人たち
スケボーしながら遊ぶ人、ランニングする人
子連れで来てる人
様々だ。

私は、あのベンチで座っているとパッパーと、車のクラックションの音がなった。

私は、その音のした方向を見ると彼の、優さんの車があった。

「おはよう、真由美ちゃん」
「おはようございます」
車のウインドウから彼が顔を出し挨拶して、私も挨拶をする。

そして、私は車に近づいた。

私が車に近づくと、優さんは助席のドアを開けてくれた。

車が来ないか確認しながら、私は助席に素早く乗り込む。

「どこに行きます?」

そう私が聞くと、優さんはにっこり笑って

「行きたいところがあるんだ」

と言って、車を発進させた。

「行きたいところってどこですか?」

「ん?志賀島か百道浜
どっちがいい?」
そう聞かれて私は…
「百道浜」

と答えた。

「よし、FMラジオによれば今の時間帯の交通は空いてるらしい」

そう言われ、思わずくすっと笑ってしまった。

私が笑うと、優さんも笑った。
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