ウサギの皮をかぶったオオカミ


「やだっ…!待って!」




未奈は咄嗟に部屋を出て行くウサギさんの腕を掴みました。




「未奈?」

「やだよ…一人にしないで…あたしにはウサギさんしかいないの」




未奈は必死になってお願いしました。

声は涙で震えています。

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