Birth.117.121
オープンした店にやって来るお客さん達。
―おかあさん、こうってや!
―兄ちゃんとこのおいしいなぁ。
―せやろ?ちょっとサービスしとくわ。
―ほんまかいな、味見もさせて。
―ええよ、おかあさん近く?
―そや、○○町の公園の裏や。すぐや。
―ほんまぁ、俺は大阪やからわからんねん。毎日ここは来てはるん?
―毎日やで。近いからなぁ。
―ほんならまたうちも来てな。
およそ百貨店と名のつく場所での会話と思えないやりとりが生まれる。
自分の性格もあるが、何故かこうして触れ合いたくなるのは、何かを感じたいからなのだろうか。