Policeman〜狙われる彼女〜
そして司馬の運転する車は
苗子の横を通り過ぎて行く。



その一瞬に車の中の司馬と苗子は目が合ってしまったのだ。



「何よぉ、あの女。まだガキじゃないっこのあたしよりいいってわけ?そんなの絶対に認めない!」



苗子が目の色を変えながら
バッグの中から携帯電話を取り出して誰かに掛けた。



「あ、もしもし。あたしだけど、ちょっと頼みたい事があるの―――――――」
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