学園お姫様


教室に入ると織人君は一回私の傍を離れたかと思ったら
また戻ってきた。

…仲間を連れて…。


しかも'話しがある'
って真剣な顔つきで言われたし…

何か嫌な予感。



織人君と織人君の仲間についていくと
古びた教室の中にみんな入ったので私も慌てて入った。



(…な …なんだろ…何か怖いんですけど…)



『織姫ちゃん!怖がらせてごめんねぇ。ちょっと…話があって…』

『唐突に言うと…』

『わぁー!ちょっと待った!普通そこ秋斗が言わないでしょ~』

『関係ないと思うけど』


(………………。)



何か勝手に会話して
盛り上がられても…
困るんですけど…

ちなみに話してるのは
織人君と秋斗(?)君


その時


『お前らうるさい。俺が言うよ』


そういい
立ち上がったその人は
茶色めの髪に整った顔立ち。
いかにも'もてます'オーラ
が漂った人だった。


『簡単に言うと俺らがお前の護衛って事』

(…?)

……!!!!


護衛!?

この人達が私の護衛?!

嘘!!

こ…こんなかっこいい人達に守ってもらうの?!


みんなかっこいいのに…


『ほら~織姫ちゃんショックうけてるじゃん。だから陵に任せちゃ駄目だったのにぃ~』


『本当の事言っただけだろ』


『でも!陵の言い方は唐突すぎるの!!』

『別に…早く言った方がいいだろうし』


『はあ?!大体陵はー…』


わあああ

また始まっちゃったよ。


この2人仲悪いのかな?





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