学園お姫様



坂本龍一が出て行っても私と陵の体勢は変わらなかった。


『ちょ…陵!!もう離してもよくない!?』


『え~俺はこのままでもいいけど?』


『はあ?!何言ってんの?もう居なくなったんだからいいでしょーっ』

私は抱き締められてる状態で離せーとめいいっぱい暴れた。

『あ、おい、危なーー』

『え?!』

転けるーっ
と思った時には遅く
全てがスローモションにみえた。


ドサッ


『いったあ~』


(…ん?ってそこまで痛くない?)


何でだ…?

下をみてみると

『え?!』

陵がいた。



『え!?何で陵が私の下にいんの!?てか何?この体勢?!』


何故か陵の上に私がのり馬乗り状態になっていたのだ。









< 35 / 41 >

この作品をシェア

pagetop