恋心鍵
あたし だいすきなんだ
優しくておっきくて
夢を諦めない 真っ直ぐな貴方が
つらいとき 悲しいとき
思い出していたのは
一番に思い浮かんでいたのは
いつも同じ人で
あたしね
悲しくなるくらい 好きだった
簡単に“諦める”なんて
言えないくらい
〔 すきです 〕
きっとずっと 忘れない
あたしが初めて
自分の口から好きと言った人
あの日は
そしてあの日々は
何があっても 絶対に
変わらない特別な思い出
言葉で言うのなら
あたしの選択は
諦めることなのかもしれない
でも
あたしにとってこれは
諦めじゃなくて
前に進むってことなの
あたし 進むよ
貴方なんか追い越して
もっといい人
見つけてさ
貴方以上に夢中になれる人
絶対見つけてさ
青春してやるんだから
あたしこんなやつだけど
可愛いって言ってくれて
好きって言ったこと
嬉しいって言ってくれて
あたしの方こそ
嬉しかったの
ほんとにほんとに
ありがとうです
今度会ったときは
ちゃんと笑えますように
ちゃんと話せますように
さよならしよう
貴方にじゃなくて
あたし自身のこの想いに
忘れるんじゃない
置いていくんじゃない
閉まっておくの
あの思い出の中に
バイバイ
バイバイ
簡単に開かないように
鍵をかけます
もし開くときが来るとしたら
それはあの人からの
〔 好き 〕の言葉
なーんて言っておこうかな
きっと絶対に開かないから
安心だよね
今度会ったら
目を見てちゃんと
笑うから
貴方も返してくださいね
それじゃあ
あたしそろそろ寝ます
おやすみなさい
明日もいい日に
なりますように
明日のあたしは
きちんと前を見て
進んでゆけますように
バイバイ
ばいばぃ。