教会で永遠の誓いを~悪魔の教会~
「有紗、あれ何か知ってるか?」


「えっ?」


パパが指差すその向こうは・・・キラキラと海の中にいるみたいな素敵な雰囲気を出しているステンドグラス


「日が入り込んでとっても綺麗だね☆」


「そうだろ?ママこれ見て泣いてたぞ」


「そうなの?でも悪魔に涙見せちゃいけないとか・・・」


「俺の頃は悪魔なんかいなかったの!!!
それに、今だって居るかわかりゃしねえ。」


そうだけどさ


「悪魔は気づいてほしいんだよ、きっと寂しいんだよ。」


「はぁ?お前とうとう・・・頭やられちまったか・・・」


「はぁ~?パパなんかずっと前に頭やられてるね!!!!」


「は?俺は今でもめっちゃ頭働いてますけど?」


「カチこちなのに?」


「はぁ?」


「おやめください!」


「「須々木さん・・・」」


私達はなんて大人気ないんだろう・・・(パパの方が大人気ない)


「悪魔が夜しか泣かないのは・・・光がはいってこないからじゃないかな?

夜は誰もいなくて、暗くて・・・」


「悪魔は暗いところ好きだろ?」


「言ってたじゃないか、悪魔は自らなりたくてなったわけじゃないって」


琢磨クンナイス!

でも・・・なんかちょっとわかった気がする。


「それに・・・ここに私・・・来たんだ。」


確信した。
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