教会で永遠の誓いを~悪魔の教会~
「琢磨君優しいのに好きな人いないの~?」


「えっ?」


私達はあの後授業をサボった。
というより私が強制的に琢磨君を引っ張ってった。

そして好きな人いないの?って聞いてみた。


「その反応はいるんでしょ~?
前住んでたとこの子?」


「違うよ。僕は元々ここに住んでたんだけどね。
小さい頃引っ越して・・・」


「そうなの?じゃあ小さい頃会ってたかもね~。
だってこんな小さい街なんだもん。」


「そうだね。
・・・有紗ちゃん忘れてる?」


え・・・


「私何か忘れてたっけ?」


「忘れてるよ、あ「誰だ~?サボってるやつは?
早く授業に出ろ!」


「あ、すいません」


私・・・琢磨君と会ったことある・・・?
でもこんな美少年と会ってたら忘れるわけ・・・あるかも?


ガラガラッ


「すいません、遅れました」


「早くせき着いて~。」


「有紗・・・」


姶良が呼びかけてきたのはわかったけど・・・私は無視をしてしまった


「ゴメン・・・」


後ろから聞こえる声にも耳を向けず
私の心は少し闇に覆われた。
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