教会で永遠の誓いを~悪魔の教会~
放課になっても私は琢磨君と喋っていた。



周囲からは


『別れたんじゃない?』


『姶良ちゃんに取られちゃったんだ・・・』



などと、同情の目で見られていたが・・・



「有紗ちゃん」



琢磨君が聞こえないよう大きな声で喋ってくれた。



琢磨君と喋り続けていると



「有紗ちゃんいるかな?」



翔君が来た。



私は重い足のりで向かった。


翔先輩は申し訳なさそうな顔で・・・


「ゴメンネ、昨日。
友達の手伝いしててさ・・・」


「男の人だよね?」


「うん。すっげぇ~落ち込んでてさ・・・」


姶良の事は言わないの?


「ゴメンネ、今度絶対この埋め合わせするから!」


「ううん、いいの。それより翔君昨日姶良と会った?」


「え?・・・・・・会ってないよ?」


「・・・そっか。じゃあね!!」


何で嘘つく・・・の?
また心が病闇に葬られていった。
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