異常女2-リターンズ-
Ichika's side
―キーンコーンカーンコーン。
「よし、今日の授業はここまで!全員起立!明日も頑張りましょう。さようなら!!」
今日の授業が終わり、放課後になった。
「一輝~帰ろうよー」
「あ、今日俺バスケやるから!!」
「何それ!んじゃ朔人くん帰ろ?」
「ゴメン一花ちゃん。僕もバスケやるから」
「もう!二人ともバスケって!いいよ、あたし一人で帰る」
あたしは一人で教室を出た。
一人の帰り道って嫌い。
暇だし、虫とか蛇とか出ても誰も助けてくれない。
その時だった。
あたしの隣に黒い車が一台止まった。