いぢわる兄は同級生
な、なんか恥ずかしい‥‥。
でも、荷物を持ってもらってる手前、離してなんていえないし。
「み、水樹っ///」
「んー?」
繋いだ手を引っ張られながら教室を出る。
いつも通りの水樹の横で、顔を真っ赤にしているあたし。
「な、なんか‥‥この繋ぎかた、エロくない‥‥?」
勇気を出して言うと
「ぷっ」
立ち止まった水樹が吹きだした。
「へっ!?ななな、な、なんか‥‥あたし、変なこと言った?」
意味が分からなくて焦るあたしに、水樹はいぢわるな笑顔で笑いかけた。
「何いやらしいこと考えてんだよ。もー子のエッチ」
そう言って、あたしのほっぺをギュッとつまんだ。
「エッ‥‥!?///バッ、バカ水樹っ!」
絶対あたし、今最高潮に顔赤いよっ‥‥‥///