いぢわる兄は同級生






雅にこってりと叱られた栄介くんを見ると‥‥‥反省してる‥‥‥というより、なぜかにやけている‥‥。





「あんたふざけてんの?」



そんな表情を見て、すかさずまた雅の顔が強張る。





「ち、ちがうって‥‥!嬉しかったんだよ、みぃちゃんにそこまで想われてたなんて」




「なっ‥‥///そんなわけないでしょ!」




「いやぁ、好きとか言われちゃったし〜」





やっぱりお気楽な栄介くんは、反省する様子もなく相変わらずで‥‥‥‥。




怒りながらも栄介くんに冷たくしている雅は、心なしか、さっきより元気が出たように見える。



やっぱり雅も栄介くんと同じで、会いたかったんだろうな。







とにかく、雅の怒りも収まったみたいだし‥‥‥なんとか一件落着?







< 276 / 372 >

この作品をシェア

pagetop