いぢわる兄は同級生





雅かららしいけど‥‥‥何だろう?



ガサガサと袋を開けてみると、中から出てきたのは黒い高級そうな缶の箱で。


まわりを包装してあるビニールを取るのに手こずっていると、横にいる水樹がヒョイッととって開けてくれた。







「‥‥‥‥‥‥クッキー?」



「‥‥‥だな」



もう一回紙袋の中身を確認してみるけど、これ以外は何も入ってなくて。



「なぜクッキー‥‥‥?」


「さぁ。なんか、家にいっぱいあるからとか言ってたけど‥‥‥」



いまいち真相は分からないけど、明日雅に聞けばいいやと解決して、もう一度水樹の手元のクッキーを見る。












‥‥‥‥‥‥おいしそう。






< 347 / 372 >

この作品をシェア

pagetop