偶然の出会いが運命を変える日。
顔をあげると、もう彼はいなかった。

でも、こんな時間に私が外出できる訳、ない。


門限はどんなに遅くても5時。

8時から外に行くなんて、絶対に絶対に無理。



でも、せっかく貰ったんだし。。。


誰か友達に、助けてもらおう。




私はまた、嘘をつく事に思考をめぐらせる。




きっと、これは神様がくれたチャンス。




私は、今までのつまんない女子から抜け出せる。




抜け出してみせる。








駆け出して、渋谷駅に急ぐ。





風を切る。
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