偶然の出会いが運命を変える日。
新世界。
そして、、、やっと今日、土曜日!!
しっかり着替えも用意して、お菓子も持って、家を出た。
栞の家に寄って、荷物置いてから渋谷のライブ会場へ行く。
「栞、じゃあこれ荷物。12時くらいには戻るね」
「ラジャー!!」
私は栞に背を向けて駅へと急いだ。
早く、あのCDショップに行きたい。
彼に勧めてもらったあのCDを、買いたい。
名前も知らないけど、あの人はきっと優しい人だ。
《次はー原宿、原宿》
やけに電車が遅く感じる。早く、早く、、、
人が沢山乗ってきた。 あれ???
あの人、、、あのメガネかけてる人、、、
あの人じゃん!!
私は一生懸命に彼に手を振ろうとした。
でも混んでいて無理。なんとかして気づいてもらおうとしていたら、
彼がふと目を上げた。
彼も私に気づいてくれたらしい。
「ひ・さ・し・ぶ・り」
彼が口パクで言ってきた。
「ラ・イ・ブ・た・の・し・み」
私も口パクで返す。
《次はー渋谷、渋谷》
二人の視線がぶつかった。
思わず、微笑む。
なんだか、彼と近づいた気がした。
電車のドアが開いた。
慌ててホームに駆け出す。
しっかり着替えも用意して、お菓子も持って、家を出た。
栞の家に寄って、荷物置いてから渋谷のライブ会場へ行く。
「栞、じゃあこれ荷物。12時くらいには戻るね」
「ラジャー!!」
私は栞に背を向けて駅へと急いだ。
早く、あのCDショップに行きたい。
彼に勧めてもらったあのCDを、買いたい。
名前も知らないけど、あの人はきっと優しい人だ。
《次はー原宿、原宿》
やけに電車が遅く感じる。早く、早く、、、
人が沢山乗ってきた。 あれ???
あの人、、、あのメガネかけてる人、、、
あの人じゃん!!
私は一生懸命に彼に手を振ろうとした。
でも混んでいて無理。なんとかして気づいてもらおうとしていたら、
彼がふと目を上げた。
彼も私に気づいてくれたらしい。
「ひ・さ・し・ぶ・り」
彼が口パクで言ってきた。
「ラ・イ・ブ・た・の・し・み」
私も口パクで返す。
《次はー渋谷、渋谷》
二人の視線がぶつかった。
思わず、微笑む。
なんだか、彼と近づいた気がした。
電車のドアが開いた。
慌ててホームに駆け出す。