失恋保険〜あなたが私に教えてくれたこと〜
――――――
これがしばらく続いた
謝って怒られて殴られるをひたすら繰り返した
「………もういいわ
あたしも眠いし
あんたなんかに時間を使うのがもったいないわ
それにもう二時だし
あたしも寝るとするわ」
お母さんは二階に行った
あたしは静かに声を殺して泣いた
「……ウッ……ウッ………」
身体中が痛い
まぁあんだけ殴られたら痛くもなるか
そしてあたしは一晩中泣き続けた
お父さんのこと
痛さで…………