失恋保険〜あなたが私に教えてくれたこと〜
美紅がこんなに心配してるなんて思わなかった
「風邪引いたんなら今から茉鈴ん家行くよ!
1人にしといたら何も食べないかもしれないし……」
やばい
このままじゃ美紅は間違いなくうちに来ちゃう
そしたらお母さんに虐待されてたことばれちゃう
「ゴホッ………ゴホッゴホッ…
なんかさっきより頭痛いし熱上がってきたっぽいから寝るね
移しちゃうかもしれないし
また連絡するね」
「でもっ「切るね」
プープープー
ふぅー
危なかったぁー
なんかマジでさっきより頭痛いし怠いような………
「風にでも当たるか……」
あたしはベランダに出た