ハッピーエンド
「麻里ちゃんは上に待機しています。彼女は本当に無関係なんだ。仲埜さんも麻里ちゃんなんか知らない、会った事もない・・・にして下さい。田中さんを殺したのは私です」

「どっちでもいいですよ。私には関係ない。ただあの若さで、どれだけの修羅場を潜り抜けてきたんですか彼女は?あの落ち着きようと言うか冷静さは並じゃない」

「彼女も被害者なんです。さあ、麻里ちゃんの事を話すのはこれっきりにしましょう」

「いいですよ。とにかく私は早く帰りたい」

二人の話し声を聞いて慶介達が起きだした。

「・・・もう終わりましたか?」

充血した目を眩しそうにしながら元気のない声を出す。



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