ハッピーエンド
「・・・いいよ、それ以上言わなくてもいい。よく調べてますね」

「そう、廃車手続きをしたのは仲埜さん、あなただ。車の名義が仲埜さんだったからです」

「どうして?」

慶介が不思議そうな声を出した。それを見て葛西が微笑む。

「分かりませんか?東君、河中さんは・・・」

「そうだよ、真喜子は私の愛人だった」

仕方なく仲埜は白状した。多分そこまでは調べてあるだろうと予想していたので格別な動揺は無い。








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