ハッピーエンド
ハッピーエンドのその後に
「そんな……助けてくれ……出して……?」
呆然と呟く仲埜の声を聞き覚えのあるブザーが遮った。
「どうして!」
麻里の悲鳴が室内に響く。
その声に上半身を起こした亜衣が恐怖に引きつった目を仲埜に向けた。
しかし亜衣にかまう余裕など仲埜には既に無かった。
続けざまに何度もブザーが響きわたる。
「変えたんだわ葛西さん…………」
「変えた?な、何を?」
亜衣の呟きに仲埜が声をかけるが、憎しみのこもった足音がそれを遮る。
「二人とも立ちなさい!」
呆然と呟く仲埜の声を聞き覚えのあるブザーが遮った。
「どうして!」
麻里の悲鳴が室内に響く。
その声に上半身を起こした亜衣が恐怖に引きつった目を仲埜に向けた。
しかし亜衣にかまう余裕など仲埜には既に無かった。
続けざまに何度もブザーが響きわたる。
「変えたんだわ葛西さん…………」
「変えた?な、何を?」
亜衣の呟きに仲埜が声をかけるが、憎しみのこもった足音がそれを遮る。
「二人とも立ちなさい!」