ハッピーエンド
「息子さんの事を想う気持ち、現場に居る事が出来なかった自分を責める気持ちも分かりますが、葛西司さんの血液からは規定をはるかに超えるアルコールが検出されたのは事実です」
仲埜の言葉に少しの静寂が訪れた。
葛西は無表情で銃口を下に向けカウンターの椅子に腰を下ろした。麻里も続いて腰掛ける。
「仲埜さん、私は息子が無実だとは言ってない。あなた達を脅迫して証言を変えさせる気持ちもない。ただ真実をもう一度探りたいんだ。それが今と変わらす司の過失を証明する事になっても私はかまわない。手を煩わせてしまった4人には私の全財産をかけて償う。どうか分かって欲しい」
「そういう事ですか・・・葛西さんはそうやって頼むが結局はあなたに従わなければ此処から生きては出られないんでしょ?だったら協力しますよ。勿論ここには何の書類も持ってきていませんから私の記憶を頼りにですがね」
仲埜の言葉に少しの静寂が訪れた。
葛西は無表情で銃口を下に向けカウンターの椅子に腰を下ろした。麻里も続いて腰掛ける。
「仲埜さん、私は息子が無実だとは言ってない。あなた達を脅迫して証言を変えさせる気持ちもない。ただ真実をもう一度探りたいんだ。それが今と変わらす司の過失を証明する事になっても私はかまわない。手を煩わせてしまった4人には私の全財産をかけて償う。どうか分かって欲しい」
「そういう事ですか・・・葛西さんはそうやって頼むが結局はあなたに従わなければ此処から生きては出られないんでしょ?だったら協力しますよ。勿論ここには何の書類も持ってきていませんから私の記憶を頼りにですがね」