恋*予報~きっと、あなたに恋をする~
おうちに着いて、早速、瞬さんからもらった紙袋を開けると、
「わー!美味しそう!」
チーズたっぷりのクロックムッシュ。
大好きなジャガイモや、キノコも入っている。
見るだけで、お腹がぐーとなってしまった。
チンしてレンジに入れたところで携帯が鳴った。
「はい!もしもし‥あっ佐々木先輩!」
「おー逢坂!無事着いたかー?」
「はい!
ご迷惑おかけしてしまって、すみませんでした‥」
「いや、全然だよ!
体、大丈夫か?」
「‥は、はい!もうすっかり!」
嘘をついてしまったことに、改めて、後ろめたさを感じる。
でも、先輩はそんなわたしに全然気づかない。
「よかったー。瞬と一緒大丈夫だったか?
あいつ、マイペースだし、ストレートだからさ」
ちょっとおどけて先輩が言うから、
わたしも笑いながら、
「いえいえ!
すごく親切にしてもらいました!おもしろい方ですね?」