恋*予報~きっと、あなたに恋をする~
わたしの言葉を遮って、大塚くんが続ける。
「明日美ちゃんも、推薦志望だよね?
小論文の対策、五藤先生にいいのもらったんだ!」
ニコッと爽やかな笑顔を向けられ、
「そ、そーなんだぁ‥」
あたしは、無理矢理、笑顔を作った。
んー‥小論文の対策。
正直、欲しいなぁ。
でも大塚くんと、二人きりで、わたし大丈夫かな?
みんな一緒だったら、何回も勉強会や、ごはんに行ってるけど‥
「約束とかあった?」
はっきり答えないわたしに、続けて聞く、大塚くん。
「いやー‥約束とかはないけど。。」
「じゃー、いいじゃん!ほら、行こうー!」
背中を押されて、予備校を出されてしまった。
強引だなぁ‥
まぁ参考になりそうだし、行ってみよう。
それにまだ夕方だ。
ごはん食べてから、瞬さんのカフェをのぞいてみよう。
夕食時を避けたほうが、バイトしてる瞬さんにも迷惑かからないと思うし。