恋*予報~きっと、あなたに恋をする~




「へー夜はお酒も出してるんだぁ」




大塚くんがバーカウンターを見ながら言う。




ほんとだ。



隣のカップルさん、お酒飲んでる。





「いいなー早く大人になりたいなー!」




「そーだねー。まずは大学生にならないとだねー」





くすっとお互い笑いあう。




「おいしかったー!」
「ごちそうさまでした」






私達が完食する頃には、ピークを終えていて、




お店がだいぶ落ち着いてるように見えた。





大人のひとはほとんどみんなお酒を飲んでるからか、


なんだか自分ちが浮いてるように見えた。




「私達、なんか浮いてない?大丈夫?」




心配になって大塚くんに相談する。





「大丈夫だよ!ここの店長さん、すごくいい人だし!」




よーく知ってます!


先日、お世話になったばかりです。




でも、なんて説明すればいいの?



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