恋*予報~きっと、あなたに恋をする~



「‥平気か?」




顔をあげると、瞬さんのドアップ!






「‥はい‥」






恥ずかしくてそらした目の中に入ってきたのは、


瞬さんの名札。





「しゅ、瞬さん!制服‥」




もう一度見上げると、




少しつり上がっている目が細く優しくなった。




「‥俺はもうあがりだから」




気にするな、と頭をぽんとされる。





瞬さんがすこし微笑んだから、今度は目が離せなくなって



見上げていたら、今度は反対に目をそらされてしまった。







「‥‥さすがに制服のままはやべーかなぁ‥」




ぼそっと言って、瞬さんが立ち上がる。




「おまえ、ちょっと待てるか?」



「‥は、はい‥?」








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