恋*予報~きっと、あなたに恋をする~
頭がぼーっとしてる。
昨日は、色々あったなぁ‥。
帰りは、わたしの最寄り駅まで一緒に瞬さんが来てくれた。
前に一緒に帰ったときは、
わたしが質問してばっかりだったけど、
瞬さんが会話を盛り上げてくれようとしてるのが伝わってきて、
またあったかい気持ちになった。
駅に着いたとき、わたしの携帯が鳴った。
ディスプレイに映る名前に一瞬、顔が強ばったのを
瞬さんは、見逃さず、
「平気か?」
と、一言だけ、聞いてくれた。
「はい‥!」
頑張って笑顔を作るわたしの頭に、
ぽんぽんっと手が置かれると、
自然に笑顔になれた気がした。