*先生とあたしの物語*完



気づいた時には、俺は速水の肩に回した手をほどき、自分と向かい合わせにしていた




あっ!やっぱり


「顔真っ赤」





「…-っ………」












そんな速水の顔を見てると…


やっぱり俺が守ってあげたいって思った









俺は今まで開けないように必死に守って来た心の鍵を



………開けた









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