*先生とあたしの物語*完



そして先生の手があたしから離れたと思ったと同時に、あたしの腰に先生の手が回り

あっと言う間に引き寄せられて、先生の胸に倒れこむ




より強く感じる先生の香りに酔いしれる


ぼ-っと、していたあたしの元に先生の甘く切ない声が届く



「今日まで奈央が俺のこと好きでいてくれてるなんて微塵も思ってなかったから、

今、奈央が俺の腕の中にいることがまだ信じられない……。


俺は教師でお前は生徒だけど、俺の目にはお前は生徒として映らないんだ。


奈央、本当にお前が好きだ。



教師とか生徒とか、関係ない。

1人の男として、お前が好きだ」





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